Eno.61 碧きワダツミの兄妹

■ そのきゅー:にいさま……

あらしにそなえて、おみずもごはんも、そうこにいっぱい。

でも、リーバさんがいってたとおり、おさかなさんはいっぱいだけど、それいがい……きのみとかは、しんぱいなのかも。



りくのみんなが、おさかなさんをたべるのは、おべんきょうでしってるから、それはいいけど……

やっぱり、わたしも……

いざってときに、おさかなさん、たべられるほうが、いいのかな……

おさかなさん……



* * * * *



おそらのおみずをためながら、しんぱいなのは、にいさまのこと。

わたしが、ここにながされるまえまで、いっしょにいた。



……にいさま、だいじょうぶかしら。

いまのわたしみたいに、どこかのしまに、いるのかしら。

にいさまは、かっこよくて、つよくて、やさしいの。

にほんびれにへんしんもできるから、りくのなかもだいじょうぶ、なんだって。


※にほんびれ(二本鰭):人間の両足の事。今回の場合は、人間姿への変身魔術を意味する。



だから、きっと……

きっと……



…………







あいたい おとうさま おかあさま にいさま みんな さみしいよ