Eno.108 アノーヴァ・ピィヴァル

■ 《32: アノーヴァ・ピィヴァルの日記 - 薪割りのコツ》

あまり外に出られないので薪割りもやっている。
……とはいえ四つ脚の私にはなかなか難しい。
薪を平らな台に置いて……後ろ脚から座り込んで、体を起こして、前脚で斧を持って……振るう、と。
木を切り倒す時は斧をくわえて、首で振り回すしかないから、それに比べると楽ではあるのだけど。

むしろ尻尾の先でくるくる巻きにして振り回す、とか……そこまでは小回り効かないし難しいか。
木の実なんかは尻尾で叩き落としてしまうのだけど。

魔法が使えない以上、なんとか体の動きで工夫してくしかない。