Eno.309 ルディ

■ 8日目

8日目です。
嵐は依然として島に迫ってきています。
雨が少しづつ強くなってきました。早く過ぎればいいのですが。
私たちは拠点に引き籠る準備を続けています。
新しい事が中々出来ないです。最も嵐が過ぎ去るまでは急ぐ必要もないでしょう。
シュパーズが嵐の時は監禁だと言っていました。
彼の言う事はおおむね正しいので従うべきでしょう。

ここにきてから、魚を焼いたもの、肉を焼いたものといったシンプルな食事ばかりを口にしています。
以前の研修にて知ることができましたが、人間というのは食事について様々なものを口にすることができるのだそうです。
私はほぼ人間と同じ肉体をもっているので、機会があればそういったものも口にする事ができればいいのですが。

私は思考し続けています。人間についての学習を進めながら終着についていくつかのパターンを分けながら役割について思考するたび、違和感を得る事があります。
天界は人の意思や発言を必要としていません。
では、代わりに『人を理解し、人のように振舞う』行為を私が望まれている事は、これまでの中位天使には行えない物である可能性が高い。
かといって、私は後天的に上位天使のような処理能力があるわけではありません。

矛盾ばかりです。いつか直接答えを聞くことができるでしょうか。