■ SE-38-08
▼ ――――男は語る。脳内で。
「寝すぎたせいかうっかり海に落ちたな。
まあ目立つ怪我がね~からセ~フセ~フ。つってもかなり消耗しちまったが……」
「後なんか水着拾ったから素潜りした。おもろかった~」
「つーか、岩場今まで何気に歩いたことなかったからおもろかったな。
ゴミも拾ったし、頑張って直せね~かな」
▼ 嵐の前でも男は自由だった。
「全然意識してなかったが、何気にオレ岩風呂入ってなかったらしいな~?
ど~りで入った瞬間入ったことねえって思うわけだ」
「他の奴らが入ってこねえかビビってソッコー上がっちまったけどな……
まあ入らねえよりはいいはず……うん……」
「そういや嵐去ったらパーティするってよ~。
オレの職場じゃ久しくそんな事してね~からな~うれしいぜ」
「むか~し局で歓迎会を導入したらその次の日に歓迎した奴が消えたり、
とんでもね~怪我したりがあって導入取り消しになったんだよな。なっつ~」
▼ そんなことを思考していた。