Eno.108 アノーヴァ・ピィヴァル

■ 《33: アノーヴァ・ピィヴァルの日記 - 風雨》

風がかなり強まってきた。一番ひどい時間もそろそろか。
……時々こっそり出ていっては薪を集めているけど、それももうやめにしたほうがいいかもしれない。
物資は倉庫が満杯になるくらいあるし、マギサさんが丈夫な氷の壁を作ってくれたし……
きっと持ちこたえられるだろうと信じたい。

エスティさんは……私のような陸棲の生き物が魚を食べることはよく知っているから、気にしていないという。
でもリーバさん、実はここに来るまでお肉は食べたことがなかったらしい。
……こんな状況だし、普段やらないこともしなければ生きてはいけないのはわかる。
させたくは、ないけど……

熱を通したほうがいいものはまだたくさんあるし、嵐が去った後のこともある。
もう一度だけ、薪集めに行ってこよう。それと……木の実や野草も、できるだけ。