Eno.617 甘利 莉子

■ 意気軒昂、っす

漂流してからそろそろ4日目。
少し休んでるうちにあれよあれよといううちに拠点は立派になって、島のあちこちには道路が敷設されていた。

たぶん私が休んでる間にみんながインフラ整備をしてくれたのだろうけど、島の発展具合がえぐすぎてもう驚くしかない。
まさか木のおうちを建てるどころかロイヤルハイウェイが各地に通ることになろうとは。この儂の目をしても云々。

不思議なことに、みんな生まれも種族も違うのに協力して頑張ってるっていうシチュエーションに不覚にもぐっときちゃってる自分がいる。
これまでは奉仕精神とか種の繁栄とか、そういうのはあんまり興味なくてあっそーって感じだったんだけど。なんでだろうなあ。

なんていうか、もう成り上がりとかどうでもいいからずっとこうしてたいなって思っちゃうんだ。
この島にはずっといられないみたいだし、みんなも別々の所から来てるだろうから最後には離れ離れになっちゃうんだろうけど。できることならずっとみんなで開拓とか狩りとか物作りとかして楽しく暮らしていきたいなあって。

そうできたらいいのになあ。本当に。