■ 破壊の記録

嵐がやってくる
木々は風に揺れ、空は厚い雲が覆う
夜になるにつれて雨も強まりはじめた
"嵐が来るのは朝かもしれない"
そう願って一人 また一人と眠りについていく
みんなが眠りについた頃、私は雨音に隠れて<それ>を探すことにした

(ない、わね…)
辺りは暗くてよく見えない
いや、見つからなくて良かったのかもしれない…
でも私は<それ>を見つけなければならない

++ 5日目/夜/拠点

嵐がやってきた
森は暴風に煽られ、空は閃光と共に轟音が轟く
身の危険を感じるほどのストームだ
ここ数日…いや数時間か
拠点のみんなは一点に集まり、嵐に備えて来た
備蓄された資材や食料の中で一際異彩を放つ<キャリーバック>
ダメ元で書き置きに返却希望を添えてみた
…すると帰って来た
今日は外も騒がしい

(叩き割る絶好のチャンスね)