Eno.531 ナラーシュ・ディンブラ

■ -6-

嵐が来た。
船がバラバラになるくらいだ、正直この小さな拠点がどうなるのかわからないが。ヨナミさんが随分備えをしてくれたおかげで心強くいられる。
それよりも通過中はあまり無茶をしないといいが。…と、心配をするほどに働き者だ。

俺も何かしたい、という気になる。

思えば叔父の時もそんな気になったものだ。人に報いたいという気持ちが俺の原動力なのかもしれない。



内省しているうちに眠くなってきた。時間はある、ゆっくり過ごすこととしよう。