Eno.570 奏 スネ

■ スッキリした気がする

森川とだべって、すばるんに元気づけられて、
みなと将来の話をしていたら、なんかスッキリしてた。

ああ、なにもうちだけがそんな迷ってるわけじゃないんだって。
うちだけが、みなを憧れで見てたわけじゃないってことに、
色々離してるうちに気づけた。

いや、違う。
きっと話してるだけじゃわかんなかった。
この島に流されてきて、
それで焦って悩んでいるうちに……見えなくなってたんだと思う。
みなの気持ちが。

自分だけのことばっかりになってて、
普段から見ていてくれてることとかを無視してた。

ただ、そんな簡単なことにうちが気づけてなかっただけ。

ありがとう、森川にすばるん、メグ。
それにナナミンも。

……ナナミン、そうだよなファンサしてたよって言ってたし、
うちのことを文化祭のときも見ていてくれてたんだな。

それなのにうちはバカだった。
……バカでいいんだ、考えすぎるのは悪い癖だから、
もっとバカになろう。

メグが言う通り、がむしゃらなバカになってやってやろう。

うちのやりたいこと、好きなこと、
ぜーんぶに挑んでやろうって決めた。
だからナナミンを追いかけることもやめない。

やめそうになるぐらい、辛かったりもしたけど、
この気持ちは、手放したくないからだ。

きっとそれが"好き"ってことなんだと、思う。