■ 手記その6
嵐がきた。甘く見てはいなかったものの、雨水を得ることすら難しいほど、荒れるに荒れた天候であった。外を軽く見れば、何かしらが飛んでいるのも目で確認出来る。
…こういう時こそ、もしかしたら得られるものがあるかもしれないが、体調が不調時に無理に出てしまうのは、リスクが高すぎる。せめて流れ着いたものを確認出来たら良いものだが。
嵐で身動きが出来なかった間、しときと弟妹らがいかだを作っていた。丸太と帆をベースにした簡素なものだが、名前は高速戦艦ベリダ・モーニングセット号らしい。何故ベリダが受け入れたんだ。おまけに予備として高速戦艦モルガナイト・ミッドナイト号を作ろうとリコが提案してきた。おいやめろ。
余談
ベルシカの体調に異変が生じた。今は深刻ではないものの、万が一のことを考え代用できる薬も探しておいた方がいいな。