■ 遭難6日目
「猫の箪笥、雀の箪笥」
・かわいいって何なんだ? 皆にも訊いたがまだ結論は出てない
・丸い、小さい、柔らかい、ふわふわしているもの、そういう意見が多かった
実際そういうパターンに則ってりゃかわいいと言われるものは作れる
(少し間を開けて適当に書き散らされている)
パターンにだけ従って作ったものは、本当にその概念を理解して作ったものだと言えるのか?
ただ一般論を当て込んで作るだけなら本質的には量産品と同じじゃないのか
別に量産品を見下すつもりじゃない
でもそういうもんには百年経っても魂が宿る気がしない
(少し間を開けて、再び丁寧に追記されている)
・考えすぎて一晩座り込んでたらしい。トガの弁当食うのも忘れて悪いことしたと思う
・この件は帰った時にじっくり一人で考えることにする
「髑髏と波の箪笥」
・螺鈿二作目
・嵐で船が漂着したからって、皆して海賊行為に乗り出しに行った。その記念
・波の造形が気に入らない
・↑迫力を出すために細部を凝った結果、調和を欠いてる?
「髑髏と三日月斧のレリーフ入りキャビネット」
・漂着船の中にあった家具を参考に作った
・髑髏は海賊帽やラム酒があって海賊船っぽい雰囲気だったから
・三日月斧は船底に刺さってたのを見つけたから
見つかるものの時代がちっとも統一されてない感じがするし、
この斧もその類だと思う。今はこういうのは危なっかしいから壊して捨てといた
・こっちは髑髏の出来が前より少し良く見える。一つ前と同じように作ったつもりだが、何が違う?
・↑三日月斧が直線的だから髑髏の輪郭が見えやすくなった?
・↑波の情報量がなくなった分、髑髏が引き立ってる?