■ こうかいにっし:しめい
あらしがおわって、ひさしぶりにはれた。あついのはにがてだけど、いまはこのひかりがうれしい。
あらしがすぎたあとのうみに、まえまではなかったふねがながれついていた。オレはいてもたってもいられずにとびだした。オヤブンがいるかもしれないというきたいと、もしもオレののっていたふねで、なかにだれもいなかったらというふあん。ふねをみるまで、ふるえがとまらなかった。
……ふねは、オヤブンのふねじゃなかった。
きょてんにもどったら、イヴァーナサンがふねのせっけいずをもってかえってきていた。これでみんな、ここからだっしゅつできるかもしれない。それをきいたとき、オレはやっとオレがやるべきことをみつけられたきがした。
あらしにもまけない、みんなをたすけられるふねをつくれたら。そうしたら、かえったとき、オヤブンをたすけられるかもしれない。
オレはあんまりあたまがよくない。せっけいずをみても、まだなにからてをつけていいかもわからない。それでも、やくそくした。みんな、オレにまかせてくれるっていってくれたから。
こんどは、オレがたすけるばんなんだ。