Eno.132 死なずの獣、回向

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嵐は去った。
代わりに来たのは、木造の難破船。
わたしは食糧探しのために岩場に行ったけど、あの船では面白いものがたくさん見つかるみたいだ。

酒! そう酒だ! 異国の珍しい酒!
なんかまとまった数集まったら皆で開けることにしたらしい。
宴の話が出たり、皆が何処から来たのかって話をしたり。
久しぶりの晴れだからか、やつれているけど皆の表情は晴れやかだった。

このまんま脱出できたらいいなぁ。
自分たちで船を作るなり、7日に1回通るらしい船に助けを求めるなりして…
そしたら皆ちゃんと元いたところに帰れるかも。

帰れるよな?