■ ハレのヒにアオゾラ、大罪を綴る
晴れた!!やっと晴れたぞ!!
長い、長い戦いだった……
厄災に打ち勝ったんだ!
皆が笑って、宴をしている。
手の込んだものを口にして……
こんなに浮かれた暖かい気持ちは初めてだ。
海には船が流されてきたらしい。
そこに米やら酒やら浮き輪やら大砲やら……様々な収穫があったようだ。
フォグが脱出のための船を作るらしい。
海賊だったそうだからな。
──
船が出来たら、ここから脱出できるようになる。
そうしたら、僕は戻って(多分戻されるだろうし)、白金に会いたい──
会いたい、けど。
頭の中で、思考が渦巻いている。
会って、どうするの?
彼女はぼくを嫌ってる。
会って、なにがしたいの?
彼女を怒らせたいの?悲しませたいの?
……僕は、彼女は、番で。
僕は彼女を「愛している」、から
それで、彼女は?
────
わかっているんだよそんなことは!!!!!
わかってる、薄々気づいていたさ!
この為に奴は僕に人の心を与えたんだろうな!
白金が僕を好いている訳が無い!
僕が、青が今まで彼女の為と謳い成してきたことは、全て逆効果だったんだから!
僕が彼女を苦しませていた!ずっと!ずっと!転生しても、転生しても、繰り返し!
白金の大切なものを何度も奪った!
彼女が好きだった花畑!
彼女が愛した人!何度も何度も!
邪魔なものが無くなれば、彼女が僕の元に帰ってくると信じていたから!
でも、違ったんだよ……
ここに来て、皆に出会って。協力して、感謝して、してもらって……安否に心を乱して。
はじめてわかったんだ 人の尊さを
ああ それでも
許されるわけが無い──
恨まれるわけだ
僕は、青色は
一番目の魔王の善意を踏み躙り
二番目の魔王には愛する妹を手にかけさせて
赤銅から人の尊厳を剥ぎ取り
黄銅を無間地獄へ陥れた
白金を何度も殺した
何度も傷つけた 何度も奪った
愛する家族 平穏な日々 夢 希望 星
ああ、そりゃあ、殺されるよなあ
どうしようもない
僕は 青は 悪だ
白金の あの子にとっての害悪だ
好きでなんかいちゃいけないんだ
手紙を書くことにした
きっと斬り捨てられる 奴も通しちゃくれないだろうけど
でも 何もしないでいるなんて無理だ
耐えられない
少しでも 綴らなきゃ