Eno.403 ジセレカ・キサラギ

■ ハリケーンがすぎさって

ハリケーンが過ぎ去って、久しぶりにシマの外に出た。
船が流れ着いていて、みんな船に夢中になって、色々、漁ってた。

イヴァーナがお酒と、船の設計図を持って帰ってきたし、お米やトマトを持って帰ってきた人もいた。
ボクは……うまく物を見つけられないどころか、床が抜けちゃって、痛かったなぁ。

設計図をもとにフォグが船を作ってくれることになった。
フォグの船、楽しみだな。
本当はずっとこのシマに居たいけど、沈んじゃうから、船に乗って脱出しないと。

セト様が何かに悩んでたみたいで……遠くで話を聴いていただけだけど、ボクには何も言うことができなかったな。
最終的にはセト様が決めることだし、セト様に何があったか、ボクも知らないから。
よく分からないけど……目隠しがない、ということは……もしかしたら、何かに気づいたのかもしれない。
空みたいな、綺麗な青をしていた。

ボクは帰るべきなのか。
それともどこか、別の場所に行くべきか。
まだ、決まってないけど……後悔はないようにしたいな。