■ 終わる間際の楽園で、失うものを数える。
嵐が明けて、みんなでお祭りをした。みんな各々好きなものを食べて、いっぱいおしゃべりをして。西島?お姉さんも元気になったみたいだった。
僕もおいしいものをもらって、傷の手当てをして。冒険者の人たちが元気に騒いでいたから何事かと思ったら、船が流れ着いていたんだって!!僕もちょっと行ってきた!
それで、探検に行ったら色々と見つけて、それで、みんなは帰る時の話をしていた。みんな各々帰る場所があって。
何人かは、帰るのが少し憂鬱そうだった気がする。
セトさまも、お祭りの時はあんなに元気だったのに。いつのまにかすごく悲しそうな顔をするようになっていた。
なんでか呪いの目隠し?が外れてたから、何かあったんだと思う。あの言い方だと、好きな人のことが関係してるのかも。お手紙、ちゃんと書けるといいな。
お姉さんは、また旅に行くみたいだった。
船を作ってくれるフォグお兄さんは、すごくワクワクしてた。メグルお兄さんもイヴァーナお姉さんも、すごく楽しそうに帰る話をしていた。
サートお兄さんの書き置きを見つけた。
ついてきてもいい、って。
……僕はどうしようか。
迷っていたら、アヤノちゃんに声をかけてもらって。灯台から、とびきり叫んで。
アヤノちゃんも叫んでたのにはびっくりした。…あの様子なら、彼女はきっと新しい旅立ちをするんだろう。
いつかまた会えるのかもしれない。
…………
……‥楽しかったなあ、ここでの毎日。
僕は、帰りたくないのかな。
それとも、お別れが寂しいのかな。