■ オ
漂流船を発見した。

「ウォオオオオッ!!
お宝ゲットチャンスッ!!
セレブ王に、おれはなるッ!!!」
ありったけの金をかき集めるべく、船内へ探しにいく。
* * *

「あんまり金目の物は見つからないな……」
目ぼしいものは金貨数枚、それと保存食がいくつか。
調理技術はあまり無いので見つけたコメは適当にお湯でふやかして食べ、
トマト缶も開けてそのまま口に流し込む。

「潤い……」
それなりに美味しかったようだ。
* * *
荷物がいっぱいになったので一旦拠点に戻るべく、船から出る。

「それにしてもでかい船だな……」

「……ん? 確か七日に一回船が来るって……」
ふとさいしょの便箋の話を思い出し、漂流船を見つめる。

「……」

「え、これ……?」
漂流船を見つめる。

「いやでも助けを求めればって書いてあったし人が乗ってる船のはず……。
でも昨日嵐だったし何かしらの事故が起こっ……」

「……」
何かを考えつつ一度拠点へ帰り、
荷具に空きを作ってから再び戻ってくる。

「ウォオオオオッ!!
イカダの素材ゲットチャンスッ!!
最強イカダを、おれは作るッ!!!」
船の助けは最早絶望的と考え、
自力帰還のためにイカダの強化素材を集める事にした。