Eno.20 スイ

■ 追憶

もう一度、島に漂着した船を見に行った。

船。でかい船だ。


昔、船に乗った。何度も乗った。海を渡ったこともあるし、空を飛んだこともあった。

同僚がいた。帰る場所がない者同士だった。
同僚と一緒にさまざまなことをやってきた。そりゃあいろいろだ。大抵は人助け、成敗、加担。

それから、監察。
たまたま出会った奴らの監察のため、あの旅をした。
紆余曲折、楽しいようでうるさいような旅だった。

嫌だったようなそうでもないような。不思議な心地だった。

そうだ、あんなこともあったな。


…。

……。

………。


これが走馬灯というやつか。…なんで走馬灯が?
…あぁ、そうか。俺、

















キノコ食って死にかけていたんだった。