■ 【調査報告・3】
〇 「――異世界の王といえど、我と同じ地に立った時点で実質我が国の民認定するのだがな!」 「しかし同じ島に龍の王が二人か。 こういった偶然もあるのだな、面白い物だ!!」
漂流者達と合流し数日が経過
噂で聞いた他の龍種は、残念ながら探していた相手ではなく
別世界から来た風龍の王であった。
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さて、現状をまとめるとしよう
島に流れ着いた際に見た便箋の内容によると、行方不明事件はこの世界の性質が作用しているようだ
陸地が極端に少ない環境でそれすらも一定周期で沈んでしまう
海龍種にとっては楽園かもしれぬが、陸上生物には少々厳しい。
潮の満ち引きと同様、否応なしに引きずり込まれ、戻る際も座標に多少のずれが起きるかもしれぬ。
現状、防ぐ手立ては無いと言える。
この世界で生き、脱出するための知識を周知させるという対策は今後必須になるだろう
特に常に水場に棲む者は最優先だ。
最初の漂流生還者である異国から来た虎族の娘に対する疑いはこれで完全に晴れた
攻め入ってきたわけではなくただナガサレただけなのだろう
我等の天敵である存在という点もただの偶然だ。
それどころかあの者の証言があったからこそ我がこうして過ごせているとまで言える
戻ったら何か礼をしなくてはな。