Eno.37 『幸福を運ぶ青い鳥』フォグ

■ こうかいにっし:すすむ

イヴァーナサンのきょうりょくのおかげで、ボートができた。みんながのるにはちいさすぎるけど、なんとなくもっとおおきなしっかりしたふねをつくるほうほうがみえてきた。
ジセレカサンメグルサンがきをとってきてくれたり、サミュサンがたりないそざいをわけてくれたり。そうこのなかのそざいだって、みんながあつめてきたものだ。それに、みんながんばれっていってくれた。
みんなのおかげで、オレはすごくりっぱなふねをつくれる。

オレは、みんなのことをあんまりしらない。でも、ひとつだけわかるのは、みんな、いつかここをでて、たどりつくべきばしょがある。
オレオヤブンのところにかえるように、かえるところがあるひとがいる。まっているひとがいたり、いきたいばしょ、みたいこと、ほしいものが、きっとそれぞれある。もしも、いまはなかったとしても、いつかみつけられる。このしまで、たくさんのオタカラをみつけたように。

だから、オレがこのむれをはなれるまえにできること。みんながいきたいばしょへいける、どこまでだってすすんでいけるふねをつくること。

だれかのうしろをついてあるくだけじゃなく、これからはオレがまえをあるいていきたいんだ。