■ 今の僕 セト 信仰と原色の青
今の僕に分かること
僕のこと
セト=ロベリア Set Lobelia
瞳と魂は、"青" 原色の青
歳は……わからない この身体が造られてからは1年も経ってない
見た目は子供なんだと思う
好きなものは…… 白金 明るくて、爛漫で、照らしてくれる人
それに、あかるいところ ひとの活気 賑やかさ 生命力に満ち溢れたところ
嫌いなものは…… パンケーキ これは魔王のせい
森林も苦手だ 生き物の気配がしない場所もいやだ
魔王……名前、カルツァだっけ あいつに作られた。
身体はあいつが作ったもので、姿はモンドの再現らしい。
モンドっていうのは、僕の中にある人間の部分。もともとは人間だったけど、ずっと前に死んでしまった。
僕の前の名前はアベル。でも、アベルとセトは多分別。
アベルは神の分身。モンドが持っていた力、『英雄の器』の権能を拾うために派遣された。
モンドの力と記憶の一部を拾って……モンドの兄を恨んで、取り憑いて、たくさん、たくさん酷いことをした。
それで、たくさんの人に恨まれて、殺された。
カルツァは『英雄の器』が惜しかったから、僕を、セトを作ったらしい。
『英雄の器』は、最高神の祝福。
あらゆる技能、あらゆる魔術を扱うことが出来る。
……言ってしまえば、大天才。万能。
それでも、ひとであるから、できないこともある。
少なくとも今の僕は、それに多分最初から……神だった時から、
僕は全知全能なんかじゃなかった。
──
白金のことは好きだ。
これが、創造主に番として作られたからかどうかはわからない。
僕が青である限り、ずっと恋焦がれるのかもしれない。
でも、白金は僕のことが……青のことが大嫌いだ。これは確実。
ずっと、とても言えないような酷いことをしていたから。
この気持ちの行先はどうすればいいか、まだわからない。
──
僕は、青は、今まで沢山の人を苦しめてきた。
沢山の人に恨まれてきた。
償えるかどうかなんてわからないけど、何もしない訳にはいかないよね。
……すごく、苦しい、けれど
書かなきゃ。