■ 青色、混色の魔王の語ることには
「……そうそう、そろそろ君も違和感を感じているだろう。」
「僕は一体誰に向けて話しているのか?」
「君だよ、君。上位存在。創造主に類するもの。」
「機会あってね、少し認識できるようになったんだ。
僕はさほど気にしていないから安心していいよ。」
──
「実はね。青色を残す気は無かったんだよ。」
「僕らからすれば、青は諸悪の根源、
次の世に残してはならないものだったから。」
「──でも、
創造主が残せと言ったから、そうするしかなかった。」
「彼は上位存在たちに大層気に入られたようでね。
このまま消してしまうのは惜しい、だと。」
「正直ふざけてんのかこいつとは思ったよ。」
「けれど、創造主には逆らえない。
そもそも『それが正しい選択だ』と思わされてしまうからね。」
「セト=ロベリア。アベルの弟の名。
『いつも愛らしい』『謙遜』の少年と、『貞淑』を謳い『悪意』『敵意』を産んだ神の混成体。」
「──媚びた奴。」
「脱出する時、どんな顔をしているか楽しみだよ。」
──
「あ、そうそう。実はこうやってラジオみたいに話すの好きなんだ。」
「おたよりも受け付けちゃうよ。創造主越しで。」
「きっと彼について不可解な点、まだあるでしょ?
興味があったら質問なりなんなりどうぞ。」