■ 《49: アノーヴァ・ピィヴァルの日記 - 迫る刻限》
砂浜は明らかにさっきより狭くなってきている。
やはり、もうあまり時間はないようだ。
マギサさんが氷の輝きを散りばめた灯台を造ってくれた。
後はどうにか花火をこさえて、サメーンさんが用意してくれた大砲で打ち上げられれば、アピールとしては十分だろう。
だが……間に合わないようなら、しばらく自力で浮いていないといけないかもしれない。
あの難破船を修理できればとも思ったけど、ちょっと大きすぎて、時間に追われている中では難しそうだ。
なんとかしてボートを造らないと。
……そもそも船が来ない、なんてことはないと信じたい。