■ 遭難7日目
海面が上がってきた。この島は潮の満ち引きが激しいらしく、このまま暮らすのは少々厳しいところがある。砂浜より上まで水没はしないと思うが、確証もない。
幸い、遠くから汽笛が聞こえる。近くに何かしらの船が来ているのだろう。数十人もの大所帯ではあるが、載せてもらえることを祈る。
と言いたいところだが、そもそもそのためには船に気づいてもらう必要がある。狼煙や灯台はすでにあるが、念のため、花火を打ち上げるなど気づいてもらう努力を続けることとする。
ここまで来て海賊船でないことを祈る。もしそうだとしてもを奪えば脱出に役立てられるが、足を引っ張るつもりはないものの、能力の使えない今、どれだけ戦力になれるかわからない。