■ 水がどんどん
迫って来やがる。
伐採する体力もねぇから探索したら、いつの間にか迫って来てやがった水に足を取られて無駄に消耗しちまった。
クソ……こんなことやってる場合じゃねぇんだが。
心なしか、モノも手に入りにくくなっている気がする。
こんな状況で、自力脱出するとしても、全員分の携帯食料やら救急箱やら用意出来るんだろうか?
どれだけ長い船旅になるか分からねぇんだ。
何の備えもなく海原に飛び出したところで、その末路はわかりきってる。
願わくは、汽笛の主がこちらに気付いて、接岸してくれると良いんだが。
この大人数、全員が助かる道は……やっぱりそれしかねぇと思う。
他がどこまで考えているかは、いまいちわからねぇが。
──まァ、念のため用意をしておくか。
色々足んなくなっても、もう前のようには探せねぇ状況だしな。
どちらにせよ今の俺はまともに動けねぇ。
外のことは動けるやつに任せるとしよう。