Eno.20 スイ

■ 6

潮がどんどん満ちていく。
探索をするも、動きにくく、目当ての物が見つからない。

探索を諦め、海水を掬うついでに手紙を書いた。

誰かに宛てた手紙かと言えばそうではない。
ある意味、罪の告白と言えるか、懺悔とも言える。

罪。

懺悔。

咎。

…そうだ。俺は犯してしまったのかもしれない。
きっとそれをそう呼ぶのだろう。





あれを拾った奴は、あれを読んで、俺のことをなんと呼ぶのだろう。