Eno.20 スイ

■ 5

海面がどんどん上がっていくけれど、この島にいる奴らは変わらず。
変わらない奴らのままだった。

なんかでかいテーブルを置いていろんなものを振り撒いたり、キノコで騒いだり、いろんな色の煙を上げたりしていた。

賑やか。

とても賑やかだ。
これがいつまで続くのだろう。
すぐに終わってしまうのか。

終われば、また始まる。
それは、それぞれが行く生活に戻って始まるのだろうか。
なら、俺もそうなるのだろう。
俺も、元の、あの日々に。








思い出が、温かいのが、手から零れるような、冷たい風に持ってかれるような。
消えていく。そんな気がしたのは気のせいだろうか。