■ 5
海面がどんどん上がっていくけれど、この島にいる奴らは変わらず。
変わらない奴らのままだった。
なんかでかいテーブルを置いていろんなものを振り撒いたり、キノコで騒いだり、いろんな色の煙を上げたりしていた。
賑やか。
とても賑やかだ。
これがいつまで続くのだろう。
すぐに終わってしまうのか。
終われば、また始まる。
それは、それぞれが行く生活に戻って始まるのだろうか。
なら、俺もそうなるのだろう。
俺も、元の、あの日々に。
思い出が、温かいのが、手から零れるような、冷たい風に持ってかれるような。
消えていく。そんな気がしたのは気のせいだろうか。