■ 13日目
13日目です。
水面が随分と上がってきています。この島が沈んでしまうのは時間の問題でしょう。
研修は滞りなく終了するはずです。
脱出セットを作成しただけではなく、救命ボートを改修した小舟が完成しました。
シュパーズはまだもう一段階上の船を作りたいようです。
私は彼の願いを叶えてあげたい。ですので、ギリギリまでこの島での探索を続けます。
ラザルと対話をしました。
彼は、島から戻れば危険な仕事につくそうです。
勿論、それは彼自身が望んだ事であり、私にそれを阻害する権利はありません。
ですが、私はどうしても、どうしても、どうしたって。
【ぐちゃぐちゃと数行にわたり文字にならない文字が書き散らしてある】
最近、めっきりこうです。
感情が解ったのは好い事でしょう。けれども、あまりにそれに振り回されている。
ラザルにまた迷惑をかけてしまいました。
彼は迷惑ではないといいましたが、早急な問題解決を探したく考えています。
でも、嬉しい事もありました。
それは恐らく直接上司に伝えることになりますので、ここでは省略します。
結局、人間らしくあることで求められる理由は解りませんでした。
でも、もしかしたらそれでいいのかもしれません。
今ではなく、もうすこしだけ遠い未来で。
次の研修先でそれが理解できればと思っています。