■ 灯台

嵐が過ぎた後、使用されなくなった灯台を発見した。
彼ら灯台の下で海を眺めていた。この灯台がいつからそこにあったのかがわからない。

「そろそろ船が来るのかな。」
「ずいぶん時間が経ったね。」
「うん。」
「実は船作ったんだ。」
「え?ええ~~ ?」
「以前からこっそり材料を集めて作っていたけど……嵐の後、砂浜に難破船が流れてきて、そこでさらに材料を集めたから完成できた。」
「……すごい。」
漂着船に探検させたくないから少年には言わなかった。
しかし、意外に少年はその船にあまり近づかなかったし、その船の話もしなかった。
普通、こんな無人島でわずかの7日で船を作れるのか?彼女も困惑していた。しかし、この島で暮らした時間は7日よりずっと長いと感じた。

「空太君何を隠しているでしょう?例えば……この島は沈むとか?」
「え!どうして……」
当たった。
「私もちょっと言ってみただけ……以前話した瓶の中の何かの紙に書かれていたの?」
「うん……あの時は不安させたくないから」
その紙切れの信憑性にはまだ疑問があったが、今はあまり気にしていない。
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高そうな財布、携帯電話、服、この島に来たとき最初に持っている物。



これらを全部海に捨てた。今着ている服も島で自分が縫った物。


「こんなことしていいの?」
「ええ……」

彼女はめずらしくリラックスした表情をしている。
「なんか、自分で何とかしないといけない気がするの。これも空太君のおかげだよ。」
彼女の手にはコインを握っていた。これだけを残した。
「それはよかった」


「帰ったらまた連絡取れるよね?」
「うん…」
少年はまだ遠い目で海を眺めていた。
なぜだろうか、なんか少年は消えてしまうような気がした。
「空太君に何か困ったことがあったら……私も手伝うよ」
少年は何か言いたいようだったが、結局何も言わなかった。