■ 紙片
『ガオくんありがとう』とか何度も言われた。
本当にそう思ってるんだろうか?
『ガオくんは頼りになる』とも何度も言われた。
生き残ることに必死なだけだ、そんなこと言わなくたっていい。
『ガオくんは強い』、これは本当に言われると思ってなかった。
でも分かっている、それはみんなに助けてもらってたからだって。
悪い癖はなかなか抜けないな。
どうしても自分は劣等感の塊だ。
それでもこれを書こうと思ったのは、ここでの思い出を忘れないようにだし、
実際に頼りになりたかったからだし、
級友の問題にだって、ちょっとだけでも踏み出せたし。
この島での生活を経て
それでもまだ
変われてないかもしれないけど

「頑張るよ、ボクは強い男の子だから」