Eno.457 獅子吼我王

■ 紙片



『ガオくんありがとう』とか何度も言われた。
本当にそう思ってるんだろうか?

『ガオくんは頼りになる』とも何度も言われた。
生き残ることに必死なだけだ、そんなこと言わなくたっていい。

『ガオくんは強い』、これは本当に言われると思ってなかった。
でも分かっている、それはみんなに助けてもらってたからだって。



悪い癖はなかなか抜けないな。
どうしても自分は劣等感の塊だ。

それでもこれを書こうと思ったのは、ここでの思い出を忘れないようにだし、

実際に頼りになりたかったからだし、

級友の問題にだって、ちょっとだけでも踏み出せたし。



この島での生活を経て

それでもまだ

変われてないかもしれないけど





「頑張るよ、ボクは強い男の子だから」