Eno.323 滝沢 刹那

■ 島日記8

そういえば日記書いてたの忘れてた。
正直もう飽きたし!

脱出するための船が出来た。
姐御が船の設計図を元に作ったらしい。さすがだぜ。
いざという時はこれで島から出られるな。

あとは、そうだな。
みのりと海に行ったな。
救助されるにしろ、船で脱出するにしろ
海に近づくことは避けられない。
だから、嵐が止んだら
海を克服するのに付き合うって、約束してたからな。

みのりは苦しいのに耐えて、よく頑張ってた。
ちゃんと海の近くまで歩いていってたし
水面に触れることだってできたんだ。
すごいだろ。
呪いとかのことは、正直よくわかってねーけど、
自分の問題と正面から向き合ったんだぜ。
それってすげーかっこいいと思う。

俺もそのうち、向き合わないといけないのかもしれないな。
みのりにも、隠したままじゃいられないだろうし。

でもやだなー!
なんかみのりにだけは本当に言いたくない!
だってお兄ちゃんだと思ってくれてるんだぜ!?
俺のことかっこいいって思ってくれてるんだぜ!!!
やだな~~~~やだまじで
男に産まれたかった

先輩に相談しようかな……先輩になら言える気がする
そういえば先輩どうしてるかな。
俺がいなくて寂しい思いをしてるかもしれない…!
でも先輩の言ってた通り、めっちゃ楽しい生活ができたぜ。
先輩の話を聞いてなかったら俺はここにはいなかったわけだし
そうなるとみのりにも会えなかったわけだ。
先輩には感謝だな。
帰ったら学食でもご馳走しねーと気が済まないぜ。
あとお土産もねーとな。海賊帽とかどうだ?
かっこいいし絶対似合うと思う!