Eno.263 折林 枯枯

■ 七日目

外海に漕ぎ出すにあたって、
必要だと思われるボートと一連のセットは揃えられた。

まあ…結果としては必要はなかったわけだが。
汽笛が聞こえたのは気の所為ではなかったようで、
船が通りがかってくれたようだ。

まあ、無駄だったとは思わない。
万が一、って言葉があるからな。

今は二人の女の子のことを考えている。
……俺はどうやら、思ったよりもまともな人間であることを認めざるを得ない。
サキさんも、リッカちゃんも、
まあ……魅力的な女性、と言っていいのだろう。
別に文句があるわけじゃなくて、
こういうのははじめてだから感覚でしかわからないのだ。

ペアリング。ペアリングかあ……
指輪をもらった時とか、その時の会話を考えると、
体が熱くなる気がする。

はぁー……