Eno.133 クチサケウサギモドキ

■ クチサケウサギモドキとの共存

野生のクチサケウサギモドキによるペットへの被害が深刻化しているというのは先述の通りである。

捕食シーンこそショッキングであるものの、愛らしい普段の見た目とのギャップに惹かれる者も少なくない。
クチサケウサギモドキは知能が高く、とても器用だ。
ペットとしての飼育は可能なのか、専門家の間では意見が割れている。

【或る専門家の意見】
クチサケウサギモドキは食事をきちんと与えさえすれば、他の生物を襲う危険性は低い。
知能が高い事からも躾が可能と考えられる。
飼育許可制度を設ける形であれば問題ないのではないか。

【或る専門家の意見】
クチサケウサギモドキは非常に計算高く、人に懐くような生き物ではない。
一見懐いているように見えても、それはどうすれば食糧が得られるかを学習しているに過ぎない。
また、かなり器用で脱走の危険性が高く、一般家庭での飼育には適さない。
飼育は動物園等の施設に限定すべきではないか。

クチサケウサギモドキは環境への適応力も高く、野生のクチサケウサギモドキによる被害は今後も増加すると考えられる。
一部の地域では既に害獣として駆除されたケースもあり、その際に駆除業者が襲われて負傷している。

果たして人とクチサケウサギモドキとの共存は可能なのか、議論は今日も繰り返されている。