■ 【演劇:星の海を征く者達へ】
私達の冒険—修学旅行—は終わった。
とんだ修学旅行だったし、無事に戻った時に私達の船は不審船扱いを
あの海賊のトーンで海上保安庁、海上自衛隊の艦船に受けたし……。
ただ不思議な事に、私達が降りてから船はどこかの企業が接収したのか
すぐに片付けられたように無くなってしまった。
そうして、私は今……文化祭で出す舞台演劇の台本を書き終えた所だ。
ハテコーの文化祭はどの学校よりも自由で、出し物も自由。
勿論、同じクラスで複数出すなんてこともある。行動力と自主性、
そして開拓する精神の賜物だろう……。
私はその中で、2年1組全員で行う演劇を出したいと提案した。
そう、私達が視た『星の記憶』の物語。
私達が紡いだ、7日間の興亡史。
その名は————— 『シマナガサレ~星の海を征く者達へ~』。
……。
……。
縞ニーソを履いて私服に着替えた所を縞三八さんに見つかってしまった……
そのまま船の奥に連れ込まれたが、七海さんが何か爆音を出すつもりだったらしく
厚意で避難させてくれたのだと思う。
……言う気は無かったけれど、特別な感情を抱いてる、って事だけは伝えた。
彼女が居なければ、健気に頑張りアヒルを浮かべ、水着姿でもへこたれず大自然に
立ち向かっていった彼女が居なければ7日間も頑張れなかった気がする。
……実は、私のインターナショナル時代の縞ニーソ姿がネットに流出している。
どこで誰が使ってるかは知らないが、悪用されてなければいいかな、という次第。
鉄原サンは私に元気と勇気を貰った、と言っていた。
思えば、人は誰かに元気と勇気を貰い、そして分け与えるのだろう。
だから、あの海での冒険やシマの生活も頑張って過ごせたのだろう。
そう考えると、私達の修学旅行は……凄く良い物となったのではないか?
……嬉しい限りだ。 星の記憶は、今日もどこかで————————