■ 最後とこれから
日記というのはあまり得意じゃない、と思う。
……すっぽ抜かし続けてたぐらいだからな。
特に人生の目的はなかった。
元の家に戻ろうとするのも、何か劇的な動機があるわけじゃなかった。
だから、これは……
だめなことでも、やめておいた方がいいことでもないって、堂々と言える。
大きなことを始めるなら、若い内からの方が得してるし、
冒険家って、結構需要があるらしい。
そうだな、冒険記なんて、売れると思うしな。
ああ、なら先に、島でのことを記した本を書くのも、いいのかもしれない。
真っ直ぐな道じゃないけど、それから始めてみようか。
……資金は、きっと宇宙に行くよりも要るから。
人の及ばない水の圧力に、
耐えられる艦を用意して、
そこまで向かおう。
それじゃあ、いつかまた。
お前はさよならでいいよ。
僕も酷いことを言っていたから。
でも僕はまたなって言うし、
いつか本当にそうなったときは、また会えたな、から始めよう。