Eno.404 リラドナー・バルフロート

■ 手記その7


 …前回の記述から日が経ち過ぎたなと反省している。その間に様々なことがあったが、何を書けばいいのか少し迷う。

 まず、以前記載していた高速戦艦ベリダ・モーニングセット号だが紆余曲折を経て、超弩級戦艦クラッシュデスナイト弩級号WATAKUNへと進化した。何を言っているのか分からないだろうが正直俺も分からない。死の夜を打ち砕く…とベリダは上手いこと言っていたが、WATAKUNはいるのだろうか。いや、そこはコニッシュがどうしても付けたそうにしていたから、それで正解なのだろう。
 リコが話していた『何かを成し遂げたかった』…という思いも、今なら分かるかもしれない。皆が一丸になって船を作り上げたことが、感動にも値する出来事だ。本当によく頑張ったと思う。

 他にも、モルガナイトが晩餐会を開いたことも記載すべきだろう。ベリダの作ったロイヤルラウンドテーブルに皆が座り、料理を味わう…その料理も、屋敷にいた時と変わらない、いや、大袈裟に話すなら店も出せるかもしれんほどのクオリティの高い食事であった。今まで最低限行動出来ればと取っていた食が、モルガナイトによって質の高いものへと昇華された…その影にもまた、皆が集めた素材という功績がある。そのおかげでこれが作れたのだと語る弟の顔は、心なしかとても輝いてるようにも見えた。

 ・・・と、記載している内に、どうやら"船"が来たようだ。いよいよ皆とも別れる…弟妹らとは同じ屋敷に戻るのだが…サトル、しとき、リコ、キーカ、クー…彼らとは…いや、今更惜しくなるのもらしくない。またいずれ会えるだろう。この縁だけで終わる気が、なんとなくしないのだ。