■ いつか、何処かからの瓶箋 -『みんなへ』
――漂流から、其々が生還して。
其々の時間が過ぎた頃――
* * * * *
はいけー、アノーヴァさん、サメーンさん、マギサさんとシズクさん、リーバさん。
みんなのところでは、どのくらいのじかんが、たったのかしら。
わたしは、にいさまたちと、おとうさまやおかあさま、みんなのところに、もどれました。
おうちは、こわいりくのひとたちにおそわれたとき、めちゃめちゃになってしまったけれど……
いまは、ひなんじょ?の、あるむじんとーのうみで、くらしています。
わたしたちのおうちが、こわいりくのひとたちに、おそわれて。
それで、わたしとにいさまだけ、なんとかにがされて。
そのとちゅうで、へんなかいりゅーにまきこまれて、にいさまとはぐれちゃって、みんなとであいました。
おうちをめちゃめちゃにした、こわいりくのひとたちは、こわくないりくのひとたちに「めっ」ってされた、らしいです。
こわいりくのひとたちは、「せーしょくしゃ」っていう、きょうかい?っていうところにいるひとたちのいちぶ、だったそうです。
わたしたちのおうち、めちゃめちゃにしたのがわかって、きょうかい?から、はもん?されたって。
おなじひとたちが、めちゃめちゃにしてくることはもうないはずって、おかあさまたちがいってました。
みんなとであえた、きっかけは、とてもかなしいこと、だったけど……
でも、みんなとであえて、みんながやさしくて、ほんとうによかった。
ほんとうに、ありがとうございました。
もし、またあえたとき。
そのときは、まえみたいに、ひつだんじゃなくて。
ちゃんと、こえで、おはなしできると、いいなぁ。
あのしまで、さいしょにみつけた、おてがみみたいに。
いつか、みんなのところに、このおてがみが、とどきますように。
――エスティ・ディオスメール より
* * * * *

エスティ
「…………」

バーティ
「エスティ?
何やら上の空だが……」

エスティ
「!
ん、んと、だいじょぶ……なんでも、ないの」

バーティ
「なら良いのだが……我慢や遠慮はしなくて良いのだからな?
あの時の傷や体調は粗方治ったようだが……
何処か痛かったり辛かったりしたら、ちゃんと言っておくれ」

エスティ
「ん、うん」

エスティ
「…………」

エスティ
。o(……かえってきてから。
ごはん、ものたりない、なんて……いえっこないもの……)
――そう。
あの日々で陸の食文化に何度か触れた結果、胃袋を掴まれた等とバレるのは……もうちょっと、先のお話――
~おわり~