Eno.451 マギサ

■ シズクとマギサ

私は私であり、〝あたし〟ではありません。
あたしはあたしであり、〝私〟じゃあ無い。

私は目が見えません。
あたしは目が見える。

私は優しくありたいです。
あたしは優しくなど無い。

ですが、
だが、

私は〝あたし〟の事が大好きです。
あたしは〝私〟のために動きたい。

私は〝あたし〟の表です。
あたしは〝私〟の裏じゃ。

ですから、
故に、

私は〝あたし〟を、ひとりにはさせません。
〝私〟はあたしを、ひとりにはさせやしないだろう。

私と〝あたし〟は、
〝私〟とあたしは、


――〝二人で一つ〟なのだから――