■ 終劇
久々に帰った元の場所。
なんだか空気が良くない気がする。
ほとんど自然しかない場所は空気が美味いよね。
あの島、空気美味かったんだ。
遭難した時はそんな事考える思考なかったけど。
汚いんだなぁ、ここの空気って。
初めて知ったかも。
「……おーい、おーい!!!!」

「あ、閃。
久しぶり、元気?」
「元気なわけあるかこのダボ!
お前が居ないせいでどんだけ辛かったか!
わかるか!?わからないよな!?
お前が居ないと店成り立たないからな!」
お前が居ないせいでどんだけ辛かったか!
わかるか!?わからないよな!?
お前が居ないと店成り立たないからな!」
あー……この感じ懐かしいな。
数日間会ってないだけで、こんなに。
「おい!ちゃんと話聞けよッ!
……あー、マジで自立しないとな僕。
ずっとお前と一緒だと苦労しかしないよ」
……あー、マジで自立しないとな僕。
ずっとお前と一緒だと苦労しかしないよ」

「あは、ごめんごめん。
でもねぇ、閃さぁ……
誰の金で平和に暮らせてると思ってんの〜?」
「だからお前の金無いと僕もまともに
生活とか勉強とか諸々できないんだよ!
貰った分は返す!
貰えてない期間があるから今怒ってんの!」
生活とか勉強とか諸々できないんだよ!
貰った分は返す!
貰えてない期間があるから今怒ってんの!」

「たった数日ぐらいなんとかしなよ〜……」
閃はやたらと口が回るんだよなぁ。
多分俺より賢いと思うよ。
きっと良い職に就くだろうね、楽しみ。

「あ、そうだ。お土産あげるよ」
バッグに詰めた金貨の一つ。
ピン、とコイントスをするように
閃へ弾き渡した。
船で練習してたから結構上手くいったね。
「は?……はぁ〜ッ!?
なんつー……なんつーもんてに入れて!?
どこ行ってたんだお前お前お前〜ッ!!!
でかしたぁッ!!!!!」
なんつー……なんつーもんてに入れて!?
どこ行ってたんだお前お前お前〜ッ!!!
でかしたぁッ!!!!!」

「まだいっぱいあるよ〜」
「いっぱいあんの!?
し、しばらくは安泰だ〜ッ!
……ってそう済ませられると思うか!?
居ないせいで店開けられなくて
わざわざ僕が色々手続き済ませたんだよ!?
だからもうちょっとちょうだい?」
し、しばらくは安泰だ〜ッ!
……ってそう済ませられると思うか!?
居ないせいで店開けられなくて
わざわざ僕が色々手続き済ませたんだよ!?
だからもうちょっとちょうだい?」
うーん、現金なやつ。
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帰っても俺はしばらく店を開けることは無かった。
理由はもちろん、身体の治癒。
帰ってくるまで疲れはもう取れてるし
大丈夫かな、と思ってたんだけど
案外かなり疲労していたみたい。
家に帰った瞬間から身体が動かなくなった。
閃には謝礼としばらくの家事を頼む為に
持ってきた半分の金貨を渡した。
「すっげぇ量……
こんだけ金あったらもう店畳んでも
資産運用するだけで生きていけるよ。
やめなよ、お茶専門店」
こんだけ金あったらもう店畳んでも
資産運用するだけで生きていけるよ。
やめなよ、お茶専門店」

「いや〜、流石にやめないよ。
俺お茶好きだし」
「はぁ〜……僕もお茶は好きだけどさ、
お前修行とか鍛錬とかで時間使うだろ?
強いんだからもうちょっと
そっちの方面に時間使えば良いのにさぁ?」
お前修行とか鍛錬とかで時間使うだろ?
強いんだからもうちょっと
そっちの方面に時間使えば良いのにさぁ?」
またぶつくさぶつくさと閃の説教が始まった。
閃は本当にしっかりした子だ。
でもガキはガキ。
まだしっかり俺が面倒見ないと。
説教が終わった後、自室のタンスを開いた。
そこには、あの島で拾ったキノコがある。
まだ、保管しているだけだ。
正直な所、持ってきたのは良いものの、
本当に使おうか躊躇している。
最強島での思い出の品だし。
パンデミック……起きるかもしれないし。
金が本当に必要になった時、最終手段、だね。
実際、閃が言っていた通り持ってきた金貨で
かなり裕福に暮らせる。
本当に修行に取り組むのも悪くないし。
最強島で俺は最強になる為の道を見つけた……なんて。
うん、最強。
皆元気にしてるかなぁ。
会えないからずっと元気だと良いなと關さん応援してます。
でも、もしかして、っていうのは俺期待はしてるよ。
だからこれからはいつどこに迷って、
どこで皆と会っても良いようにこれからは
俺が作ったお茶を持ち歩くようにしたんだ。
もちろん、お茶のタバコもね。
大体は自分用のタバコだけどさ。
……締め方わかんなくなってきちゃったな。
叫ぼ。

最強〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!