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私はこのクラスにあまり馴染めなかったんだ。
才能や能力を感じさせる人。やんちゃで気が強そうな人。お金持ち……
ここにはそういった人が沢山いて、
それは私にとってはまるで別の世界の存在だった。。。
――だから私は……

だいたい、教室の端でスマホか黒板か外を眺めているばかりで、
クラスメイト達の会話や騒ぎの殆どを雑音のように聞き流しながら過ごしていた。
自分から輪に入っていく勇気なんてある筈もなくって、
それでもよく気を利かせて声を掛けてくれる人はいたけれど、
結局私のような人はこのクラスにとっては居ても居なくても変わらない存在だろうと。
ずっと、そう思っていた。。。
でも……ひょっとしたら私の只の思い込みかもしれないけど――
この無人島の生活の中で確かに私はこのクラス一人一人の色んな姿、言葉、そして想いを、
ようやく少しは見つめる事が出来たような……今は、そんな風に思っている。
勿論皆の全部が分かったわけではないし、相変わらず苦手な人や怖い人もいるけれど……
それでもこのクラスの人たちは――もしかしたら私が思っているほど、
恐れながら接する必要は本当はないのかもしれなかった。
今は、無事帰ったらやってみたい事も沢山あるよ。
もし修学旅行がやり直しになるなら、今度はちゃんと皆と一緒に楽しんでみたいとも、そう思う。
私は――これからは、只のクラスの女子じゃなくて。
縞三八 泳子という一人の人として、ちゃんとここに居たいんだ。
いや――居たいとかじゃなくて、確かに居るんだよね。 私立果ての島高校2年1組に、私はさ。
そのことにちゃんと意味があるんだと、今はそう少しだけ思えるような気がするから――
だからさ、また学校が始まって教室に入ったその時には――

って――笑顔でそう、言ってみたいんだ。

「……………………」

(とりあえず帰れたら……ゲーム機を買い直すついでに『リ〇グフィットアドベンチャー』も買おうかな。。。)