■ まねきんは――
海面が上がっていく。少しずつ。少しずつ。
砂浜も、岩場も。いずれは森も。全て水面の下に沈んでいく。
協力して作った拠点も。倉庫も。コンテナも。そこに収められた、残された物資も。
沈んでいく。
動けなくなった、他の人達と共に――。
その中に残された1体のマネキン。
派手な水着を着けられた状態で、傷だらけになって。
座った姿勢で放置してあるそのマネキンにも、海面は近づいてくる。
そして。
( ・ω・)。゜(まぁ)
(まねきん、うくんだけど)
ぷかり、と、マネキンは浮き上がった。
そのまま波に乗り、どこかへ流されていく。
もしかしたら他の何かにぶつかって、傷が増えるかもしれない。
どこかの船にぶつかられて、今度は沈むかもしれない。
けれどもし。もしこのまま波に流されるまま、浮かび続けるのなら。
( ・ω・)。゜(うみのそと、かー)
(ちょっとみてみたいなー)
もしかしたら。
また海面が下がったタイミングで。
また海が開いたタイミングで。
どこかのシマに、漂着したりするのかもしれない。
~再度の漂流END~
PL:ご一緒してくれた皆様、ありがとうございました!!