■ 漂流日記
遭難した。
いや、本当にその言葉通りのことになってしまったのだが、遭難というしかない。
今、私はこうして日記をつけているが、それもまあ、念のためということだ。
何せ、今のところあたりにはだだっ広い海しかない上に、たまたま見つけた
ボトルメッセージがいうには、この島、やがて沈む可能性があるとのこと。
いくらマッチョといえども、足場がなければどうしようもない。
自分の特性上、最悪に最悪のことを考えても戻れるだろうが、そんな事をして戻るのは
本当に嫌である。
そのため、この島の記録をつけながら、脱出への道筋を探すことにする。
幸い、島の規模は大きいと思われる。
これなら、食物や拠点の確保には困ることはなさそうではある。
ただ、どんな生物がいるかも分からない。原住民がいる恐れだってある。
そんなところで、ウカツな行動をすれば一瞬で
おおこの大地で死んでしまうとは情けない。
とか聖職者に言われかねない。おおくたばれ聖職者。
なので、ひとまず私は記録を取り、脱出手段を探るのであった。
こういう場所での人付き合いってどうすればいいのか。
それは忘れることにする。