■ 1日目その1:灰になりそうだ!
無人島は快晴なり。
いや、死ぬって。
とりあえず海水を蒸留して真水にするみたいなことを母さんに教わった記憶があるので、水を汲める容器(ドラム缶!)と薪に出来そうな木材を集めて、森で落ち葉を拾って早速火種を作る。母さんが持たせた火打ち石と打ち金が早速役に立ったなんて。(ところでバッグと水筒はどこに行ったんだろう?)
でもそれだけでもうヘトヘトだ。母さんが難なくこなしてたことがこんなに大変だなんて。
この島には他にも流れ着いた人が何人かいるみたい。その人たちと協力出来るよう、まずは交渉材料に出来るものを確保しないと。
――もしかしたら、その人たちから血を貰わなきゃいけなくなるかもしれないんだから。
ところで、嗅ぎ慣れたダマスクローズの匂いが森でした気がするんだけど、それらしき花は咲いてないような?