Eno.62 ノーゼ

■ 狩猟記録01

「あっはは。なにこれー?」


水浸しの身体を整えて、辺りを見渡せば、海原と砂浜。

「笑うしか無いじゃん。意味わかんない。」


はてさて、今日も晩御飯を求めて、狩りに駆けていたはずだけど。

「知らない間に、川にでも落ちて流されたのかなー?」


随分うっかりさんだなー。

「ふむ…道具は色々流されちゃったかな。弓矢は無い…。」


「火打ち石は、ある……あっ、エクスカリバーあるじゃん。」


何時も使っている、鉈を拾い上げる。

「ま、此処が何処でも、如何にかなるかな。」


如何にかなるし、如何にかする。
それは何時もと、何にも変わらない。

「取り敢えず、ご飯食べてから考えよっと。」


狩りの時間は、まだ続いてる。