漂流日記 壱
最初に
この本を見つけた方へ。日記が私の手元から離れたということは、そういうことです。
どうか落とし主など探さずにこの本を持って帰り島のお外に出してあげてください。
きっと八雲という名の女人が迎えに上がるでしょう。彼女にこの書を渡してください。
「こんなもんかな。いや、好奇心で隠されても困るぞ。ううむ。
……よし、『持ち去ることがあれば、めいいっぱい祟ります』っと!
あとは……そうだ。大事なことを忘れてた」

『私の名前は八雲渡。しがない旅の退魔師にございます』
この本を見つけた方へ。日記が私の手元から離れたということは、そういうことです。
どうか落とし主など探さずにこの本を持って帰り島のお外に出してあげてください。
きっと八雲という名の女人が迎えに上がるでしょう。彼女にこの書を渡してください。
「こんなもんかな。いや、好奇心で隠されても困るぞ。ううむ。
……よし、『持ち去ることがあれば、めいいっぱい祟ります』っと!
あとは……そうだ。大事なことを忘れてた」

『私の名前は八雲渡。しがない旅の退魔師にございます』