Eno.518 キリガヤ

無人島?

気が付いたら無人島らしき場所にいた。



あの日はそう。海を見に行ったんだ。
とある夏の、暑い日。
少しでも涼を求めて、海を見に行って。
故郷とは違う海を、ぼんやりと眺めていた。

それだけ。



気が付いたら無人島らしき場所にいた。
正直、意味がわからない。
たぶん知らない間に、無人島みたいな異界に巻き込まれたんだと思う。

異界なら、そこを根城にする怪異を祓えば帰れるはず。
あるいは────。



ともかくここは、無人島らしい。
……人の声も気配もするが、無人島? らしい。
だからひとまずは、サバイバル生活をしながら脱出方法を探したいと思う。


見つけたもの
・湿ったクラッカー
  ⇒乾かした! これで使えるのかな。
・壊れた時計。今が何時か、この時計からは読み取れない。
・包丁? 錆びて使えなさそう。
・なにかの骨。なんの動物かまではわからない。
・巻き貝。きれい。
・ボトルシップ。中のお船も無事。
・フライパン。お料理ができそう。
・海藻。食糧になる?
・サメ。なんか捕まえちゃった。