Eno.418 セルシア

祈り/犠牲

第一号が反乱を起こした。

何れ彼女はやりかねないだろう、私は最初から分かっていた。

分かっていて、止める事をしなかった。

それは心の何処かで、


滅びてしまえばいい


のだと。

そう思っていたからなのかもしれない。



-私は、■■■を管理するために造られた……



-いいえ、私は人間です。


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人の気配がした。

悪い人たちではなさそう。

この何処かも分からない場所は、■■の力を感じ取れない。

幸いにも、その事による私への影響は今のところはないようだ。

頭の裏で聞こえていた声も聞こえない、

いや、聞こえて -

         森の方へ行け。


森林地帯は心も自然と落ち着いて良いけれど。


この手。


祈って。


-逃れられると思っているの?

--私は、この呪いを断ち切ってみせます。

-あなたにこの血わたしが流れる限り、あなたはわたしわたしはあなた

--私は、私ですから。

-そうやってもう三十人は死んだよ。わたし。