Eno.434 青嶋 みちる

🚹にんげんおとこ、斧戦士

*はぁっ ふぅっ…*


*メリ…*

「…ふふ。なんかそれっぽいもの持っただけでこんな状況なのに
 結構ウキウキしてなくもない自分、ちょっとかわいい……
 そうなんです男子ってほんとバカ。はい。返す言葉もありません」


森の中ぶつぶついいながら木こりに精を出す都会っ子。
伐採作業なんて初めてなので手際は恐ろしくモタクサしているが、
地道に木材を集めていく。

「うう……俺だって大規模作戦のときは
 怪異パワーで巨木蹴り倒したりしてたんですよぉ~?
 今と同じくらいヒイヒイ言いながらだけどぉ……」


*メリ…*

「しかしすごいな、遭難したばっかなのに
 みんなで協力したらもうこんな立派な斧が出来ちゃって。
 前のひとの書き置きのおかげもあるけど」


*メリメリ…*

「待ってる人がいるってのも大きいよな~~。
 一人じゃなくてホントによかったよぉ………??」



*メリメリバキバキバキ

あっ。



※木は切り込みを入れたほうに倒れてくるぞ!