漂流日記 壱 (続)
なんでこんなことになったのか?遭難したからだ。それはわかる。
雷雲が迫ってるときいてから一刻と経たないうちに船がもみくちゃにされていた。
よくある話だ。何度も、そういう目には遭ってきた…いつものかぁって思うくらいには。
「しかし、『あれ』の干渉まで阻むとはねぇ。呪力的な阻害でもあるのか…?」
生きて帰らなかったら殺すしお土産がなかったら半殺しにする
彼女の発言は冗談だか本気だかわからない時がある。
まあ、僕の知見が消えるという事態を避けたいのだろう。
何かあればすっ飛んで来るはずだ。それが来ないとなれば。
「他の人たちも奇妙だしね。
…随分と、めんどくさいことになったなぁ」