遭難1日目

「面白い事が起こりそうな場所だとは思っていたけれど、まさか遭難するのは予想外ね」
多少の湿気りは気にせず、ペットボトルの紅茶を潤滑油にして胃の中へと押し込んだ。
探偵、怪盗、ライター、女子高生、謎のこども……思った以上に様々な人がこの島に流れ着いている。
おそらく幾人かは寛次郎さんから招待はされていないのだろうが……。

「まあ、それは私も一緒なんだけれど」
──美鈴、という字が其処にあった。

「面白い事が起こりそうな場所だとは思っていたけれど、まさか遭難するのは予想外ね」

「まあ、それは私も一緒なんだけれど」